東京都がインフルエンザ警報 今季2度目の発令、1999年以来初 神奈川県も基準超え

インフルエンザウイルス(東京都健康安全研究センター提供)

東京都は5日、都内の医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数が基準値を超え、流行警報を発出した。都では今季、警報が出る感染流行の後にいったんは沈静化しており、1つのシーズン中に2度目の警報が発出されたのは1999年の統計開始以来、初めて。神奈川県も同日、警報レベルを超えたと発表した。

インフルエンザ警報は、域内の医療機関から報告される定点当たりの感染者数が30・0人を超えた場合か、保健所1機関当たり30・0人を超えた区域の合計人口が都の総人口の3割を超えた場合のいずれかによって発令される。今回の警報は後者によるもので、都内31カ所中9カ所の保健所で30・0を上回った。

報告数が多い順では、町田市(51・31人)、八王子市(48・78人)、中野区(43・60人)、江戸川(33・58人)、池袋(33・25人)など。

都では2008~09年のシーズンに、感染者数が10・0人を超えたときに出される注意報が2度発令されたが、その際も注意報をさらに上回ったときに出る警報が、2度発令される事態にはならなかった。

今季は昨年10月20~26日に10・37人となり、注意報基準を上回った後、11月3~9日に警報基準を上回り、同17~23日には51・69人とピークを迎えた。以降、感染者数は減少し、12月29日~今年1月4日に4・89となっていた。

都の担当者は「感染者数は年明け以降、右肩上がりとなっている」と指摘した。

一方、神奈川県も5日、1月26日~2月1日の期間に県内の医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数が定点当たり36・56となり、警報レベルを超えたと明らかにした。

同県でも今季、一度は警報レベルを超え、沈静化してから再び、警報が発せられた。

神奈川県衛生研究所(同県茅ケ崎市)の担当者は、感染拡大の防止に向け「インフルエンザは、咳(せき)やくしゃみ、会話などで発生するしぶきの中に含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付いた手で口や鼻に触れたりすることで感染する」と解説。「外出後の手洗いや、咳エチケットを心掛けてほしい」と呼び掛けている。

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